Network Users' Group ``wheel'' / Dai ISHIJIMA's Page / SL Zaurus関連 /
Zaurus with *BSD / OpenBSD作業記録

初版: 2005-01-20
最終更新日: 2006-01-04


OpenBSD/zaurus作業記録


●目次

2006-01-04: OpenBSD/zaurus 3.8インストール/
2005-05-04: OpenBSD/zaurus 3.7インストール/
2005-04-02: OpenBSD/zaurus 3.7インストール/
2005-03-11: 続・OpenBSD/zaurus 3.7登場?/ 2005-03-10: OpenBSD/zaurus 3.7登場?/
2005-02-10: 新しいスナップショット/
2005-02-09: 再インストール/ dmesg/ タッチスクリーン/
2005-02-08: 現状に関する記載が/
2005-02-07: タッチスクリーン/
2005-02-06: ふつ〜に使う/ OpenBSDのfdisk/
2005-02-03: インストール時のログを
2005-02-01: パーティション作成/ 本家が更新されて/ zbsdmod/ インストールしてみて/ X-Window動く/
2005-01-25: 新しいモジュール/ インストールに向けて/
2005-01-23: 動いたという報告/ 動きました/ あれれ?/ スナップショットやし/
2005-01-21: 謎は深まるばかり/ HDD1エラー/ コンソールで/
2005-01-20: ブートローダ/ さらにもう一つのブートローダ/ デバイスファイルを/
2005-01-19: まずは説明書/


●作業記録

【2005-01-19 / まずは説明書を読んでみる】
http://www.openbsd.org/zaurus.html で、OpenBSD/zaurusのスナップショットが公開されていたので、 さっそく、インストール説明書 OpenBSD/zaurus snapshot installation instructions (ftp://ftp.openbsd.org/pub/OpenBSD/snapshots/zaurus/INSTALL.zaurus) を落として読んでみました。

とりあえずブートするだけなら、

  1. zbsdmod.o
  2. zboot
  3. bsd.rd
の3つのファイルだけがあればよさそうです。

【2005-01-20 / ブートローダの段階で…】
とりあえずブートさせる手順は、 インストール説明書 (INSTALL.zaurus) によると、 だそうです。

というわけで実際に試してみると…

	# /sbin/lsmod
	Module                  Size  Used by
	pxa_bi                 21328   0  (unused)
	net_fd                 25024   0  (unused)
	usbdcore               34544   0  [pxa_bi net_fd]
	usbdmonitor             5248   0 
	sharp_mmcsd_m          25936   2 
	# /sbin/insmod -f zbsdmod.o
	Warning: kernel-module version mismatch
	        zbsdmod.o was compiled for kernel version 2.4.20
	        while this kernel is version 2.4.18-rmk7-pxa3-embedix
	# /sbin/lsmod
	Module                  Size  Used by
	zbsdmod              8391760   0  (unused)
	pxa_bi                 21328   0  (unused)
	net_fd                 25024   0  (unused)
	usbdcore               34544   0  [pxa_bi net_fd]
	usbdmonitor             5248   0 
	sharp_mmcsd_m          25936   2 
	# cp bsd.rd /proc/zboot
	cp: unable to open `/proc/zboot': No such file or directory
	
お〜、動かね〜。

なお、上のログはC760での例です。 C3000だと、insmodでwarningは出ません。 C3000でも同様に/proc/zbootを開けないというエラーになります。

どうも、zbsdmod.oをinsmodした段階で、 /proc/zbootというノードができ、 そのノードにカーネルイメージをコピーしてやれば、 めでたくブートする…という予感なのですが、 /proc/zbootが作られないようです。 なんか間違ってるのか、足りない手順があるのかもしれません。

【2005-01-20 / さらにもう一つのブートローダで…】
インストール説明書によると、 「もし、FFSパーティションにbsd.rcかBSDカーネルを入れてあったら、 次のようにしてもええで」 と書いてあります。その手順は、 です。

ということでやってみると、(以下の例はC760の場合)

	# ./zboot
	probing: ux0 
	>> OpenBSD/zaurus BOOT 2.06
	open(/dev/hda4:/etc/boot.conf): Unknown error: code -1
	boot> 
	booting /dev/hda4:/bsd: open /dev/hda4:/bsd: Unknown error: code -1
	 failed(-1). will try /obsd
	
となります。FFSパーティションを作ってないので、 ブートしませんでした。

zbootコマンドは、FFSパーティション(BSDのファイルシステム)から カーネルを探してロードするようです。 BSDの動いていないザウルスでFFSパーティションを作ることは 不可能ですから(いや、やってやれないことはないけど、 簡単にはできないってことで)、さてどうしましょうか。

zbootコマンドは「boot>」プロンプトで 「set device /dev/hdc1」とかやると、 カーネルイメージを探す場所を指定することができます。 そこで、別のBSDマシンでフラッシュメモリカードに FFSパーティションを作って、そこにbsd.rdを入れ、 そこからブートしたらよいのでは…と。

ってことで、FreeBSDマシンにカードをつないで、 fdisk & disklabel & newfs して、 ファイルをコピーしてみました。 そのカードをC3000につないでみます。 カードは/dev/hdcで、FFSパーティションは/dev/hdc1です。 この状態で動かしてみると…

	まずはlsmodで確認
	# lsmod
	Module                  Size  Used by
	pxa_bi                 24912   0  (unused)
	storage_fd            100336   0  (unused)
	usbdcore               35504   0  [pxa_bi storage_fd]
	zbsdmod              8391760   0  (unused)
	usbdmonitor             5488   0 
	usb-monitor             6496   0 
	sharp_mmcsd_m          41008   1 
	次にzbootを動かす
	# cd openbsd
	# ls
	bsd.rd      makedevice  zboot       zbsdmod.o
	# ./zboot
	probing: ux0 
	>> OpenBSD/zaurus BOOT 2.06
	open(/dev/hda4:/etc/boot.conf): Invalid argument
	boot> 
	booting /dev/hda4:/bsd: open /dev/hda4:/bsd: Invalid argument
	 failed(22). will try /obsd
	カーネルを探すデバイスをFFSパーティションに
	boot> set device /dev/hdc1
	ファイルを表示してみる
	boot> ls                    
	drwxr-xr-x 0,0      512     .
	drwxr-xr-x 0,0  512     ..
	-rw-r--r-- 0,0  22354   INSTALL.linux
	-rw-r--r-- 0,0  5039    zbsdmod.c
	-rw-r--r-- 0,0  4716    zbsdmod-1.3.c
	-rw-r--r-- 0,0  45179   zboot
	-rw-r--r-- 0,0  3971    compat_linux.h
	-rw-r--r-- 0,0  4132865 bsd.rd
	-rw-r--r-- 0,0  561     MD5
	-rw-r--r-- 0,0  121054  INSTALL.zaurus
	-rw-r--r-- 0,0  3720    zbsdmod.o
	カーネルファイルに「bsd.rd」を指定
	boot> set image bsd.rd
	boot> boot
	booting /dev/hdc1:bsd.rd: /proc/zboot: can't open (errno 2)
	 failed(2). will try /bsd.old
	
というわけで、どうも/proc/zbootがないのが問題のようです。

【2005-01-20 / デバイスファイルを作ってみたら…】
どうも「zbsdmod」の挙動がよくわからないので、 http://www.openbsd.org/cgi-bin/cvsweb/src/sys/arch/zaurus/stand/zbsdmod/ にあるソースを見てみました。

なんか「mknodせんでええように、デバイスノードを /dev/zbootから/proc/zbootに変更した」 とか、 旧いバージョンのローダの使い方には 「cp bsd.rd /dev/zboot」 という記述があります。 また、現行バージョンのソースにもデバイスファイルに関するコードが 混じっています。 そこで、

	mknod /dev/zboot c 99 0
	cp bsd.rd /dev/zboot
	
としてみると。

…ハングしました(苦笑)。

【2005-01-21 / 果敢にチャレンジ…】
面白そうなので試してます。 いずれにせよ、情報が少ないので、次のリリース (というよりは次のスナップショット) を待ったほうが いいのかもしれませんが。

【2005-01-21 / 謎は深まるばかり…なのか】
昨日試してみて「…ハングしました」だったんですが、 ふと、「あれはハングしてたんだろうか」という考えが 頭をよぎりました。

OpenBSDに限りませんが、 インストールの段階で使えるのはシリアルコンソールだけだったりする UN*X系OSもありますから (インストール後もシリアルコンソールだけのもありますね)、 ひょっとしたら、I/Oポートにコンソールつないでたら、 ブートしてるのがわかったかも。 …という淡い期待もあったりします。

とはいえ、それ以外にも疑問点はいくつかあります。 INSTALL.zaurusに出ている情報が少ないのが残念ですね。

【2005-01-21 / 疑問点】
疑問点は、たとえば、こんなの。

【2005-01-21 / HDD1エラー】
いやー、ハングったのでリセットしたら 画面左下に「HDD1 Error」が出ちゃいました(苦笑)。 「データチェック」→「ディスクチェック」したら 「No errors.」だったんですが、 リセットするとやっぱり「HDD1 Error」なので 「完全消去(フォーマット)」→「通常」を実行しました。 「cp bsd /dev/zboot」してからしばらく放置していたのが 敗因かもしれません(自爆)。

バックアップしてなかったよー。 って、「ターミナル」インストールして、 zbsdmod.oその他をコピーしただけやから、 別に初期化してもかめへんわ〜、ちうか(笑)。

ザウルスを「OpenBSDにチャレンジ」以外に使っている人は 作業前にバックアップをとりましょう。

【2005-01-21 / コンソールで】
電池とACアダプタを外して「B」・「D」同時押しでACアダプタをつなぐ 方法でコンソール (tty1) に落ちて、 そこで「insmod」とか「cp bsd.rd…」 してみました。 黒地に白文字のコンソール画面がゆっくりと真っ白に変化… やっぱりハングやん(爆)。

よい子は真似しちゃだめ(笑)。

次のスナップショットなり、ドキュメントが出るのを待つか。

【2005-01-23 / 動作報告】
メールで、 「『mknod /dev/zboot c 99 0』のあとに 『insmod -f zbsdmod.o』、『cp bsd.rd /dev/zboot』」 で動きましたというご報告を頂戴しました。 ありがとうございましたm(_ _)m

…うっ、ということは、単にわたしがしょーもないミスしてたか、 ファイルが壊れていたってことですね(汗)。 ハズカシ〜。 ←というわけでもないか(笑)。 以下の スナップショットやし をご参照ください

【2005-01-23 / 動きました】
ファイルをftp://ftp.iij.ad.jp/pub/OpenBSD/ からftpしなおして、再挑戦しました。

…動きました。

【2005-01-23 / あれれ?】
むむ、必ず動くというわけでもないのか??
	wdc0 at pcmcia1 function 0 "HITACHI, microdrive" port 0x0/16
	
が出た時点で止まった…

画面が真っ白になるときもあるな。 画面が切り替わらずにそのままハングのときもあるし。

あと一歩というところ

	rootdev=0x1200 rrootdev=0x1200 rawdev=0x1202
	
で止まって、
	(I)nstall, (U)pgrade or (S)hell?
	
まで行かないこともあるな〜。

【2005-01-23 / スナップショットやし】
さて、1/20付けで動かず、1/23付けで動くと上に書きましたが、 なんとなく原因が見えてきました。 それはカーネルイメージの微妙な違い(かも)。 国内のミラーサイトからファイル(bsd.rd)を落としたら 次の3つのものがありました。
ファイルサイズタイムスタンプ MD5チェックサムブート
4132961Jan 15 05:23 0edc400d61a813ee00f00dfe0524c326
4132865Jan 17 00:35 c2181fd7b74764c6b7f66d5fba4d0516×
4132917Jan 20 05:56 715078aef488ed1b6e34cc6039b47224
20日付けで「動かね〜」と書いたときに 使っていたのは2番めのカーネルイメージ。 わたしのところでブートしたのは、1番めと3番めのでした。 それでも必ずブートに成功するわけではありません。 もうしばらく待ったほうがいいんでしょうか。

それより数日おきにミラーをチェックして、 動いた版と動かなかった版をリストアップしていったほうが いいのかな。

そこそこ安定してブートするカーネルが手に入ったら、 インストールしてみましょうかねぇ。

【2005-01-25 / 新しいモジュール】
OpenBSD/zaurusのソースを見たら、 zbsdmod.oの新バージョン (1.5) が出ていました。 国内のftpサイトにも新しいモジュールが転がっていました。

zbsdmod.o/ 日付: Jan 25 06:23/ サイズ: 3,952バイト/ MD5: 5c430894fddd77d6650a4d2895d8f1c7

【2005-01-25 / インストールに向けて】
fdisk_2.11g-5z_arm.ipkを拾ってきて、 パーティションを切り分けました。 OpenBSDのインストーラでやるより、 Linux側でできることはLinux側で準備するほうが簡単でしょうし。

パーティションを切ってから「完全消去(フォーマット)」を 実行しましたが、パーティション情報までは初期化されないようです。 ちなみに

	Disk /dev/hda: 16 heads, 63 sectors, 7936 cylinders
	Units = cylinders of 1008 * 512 bytes

	   Device Boot    Start       End    Blocks   Id  System
	/dev/hda1             1       204    102784+  83  Linux
	/dev/hda2           205      1020    411264   83  Linux
	/dev/hda3          1021      4000   1501920    c  Win95 FAT32 (LBA)
	/dev/hda4          4001      7936   1983744   a6  OpenBSD
	
こんな感じにしておきました。

…続く(笑)。

【2005-02-01 / パーティション作成】
パーティション作成のページ を更新しました。 …気がつけば1週間ほど更新してませんでした、 というか、 作業できませんでした。

【2005-02-01 / 本家が更新されてますね】
1月30日付けで http://www.openbsd.org/zaurus.html が更新されてますね。

ftp://ftp.jp.openbsd.org/pub/OpenBSD/snapshots/zaurus/ のファイルも タイムスタンプが26日、29日になってました。

【2005-02-01 / zbsdmod.o v1.5】
md5チェックサムが「ab4b3f97e3b90d613056ac756c22709b」 の「zbsdmod.o」バージョン1.5をinsmodしたら、 「/proc/zboot」ができあがりました。

カーネルも新しくなっていますし、 安定度が向上したような気がします。 以前同様にCF-10TのMACアドレスがちとヘンですが (「00:90:cc:19:8e:89」なのに「00:ff:90:ff:cc:ff」になる)。 それでもftpその他の操作ができますし、 プライベートネットワークでしか使わないからまぁいいや。

dmesgdmesg(8)によるシステムメッセージ) は、以前より情報が増えているようです。

【2005-02-01 / 使ったファイル】
ファイル名ファイルサイズ タイムスタンプMD5チェックサム
bsd2735322Jan 26 21:28 f627e9ea32727f0f0709b70b142b6d42
bsd.rd4138724Jan 26 21:28 5d85502775e9347f95867f419ba6c00e
zbsdmod.o4288Jan 26 21:29 ab4b3f97e3b90d613056ac756c22709b

【2005-02-01 / インストールしてみて】
軟弱にルートパーティション一発(+スワップ)でインストールして、
	zaurus# df
	Filesystem  1K-blocks     Used    Avail Capacity  Mounted on
	/dev/wd0a     1868734   353586  1421712    20%    /
	
これぐらいディスク使ってます。 ちなみにディスクラベルは
	#             size        offset  fstype [fsize bsize  cpg]
	  a:       3800000       4032000  4.2BSD   2048 16384 1364 # Cyl 29647*- 57588*
	  b:        167488       7832000    swap                   # Cyl 57588*- 58819*
	
こんなかんじ。

インストールするときに、パーティションタイプ(fstype)を 「4.2BSD」にするのを忘れてて、newfsできなくてしばらく悩みました。

今のところ、OpenBSDをブートするときは、Linux側から

	# cp bsd /proc/zboot
	
としています。

インストール手順などはそのうち掲載します。

【2005-02-01 / X-Window動く】
インストールしてから 「xinit -- -config /etc/X11/xorg.conf」 でX-Window動きました。

【2005-02-03 / インストール時のログを】
インストールの記録をとろうと、再インストールしてみました。 まずは、「dd if=/dev/zero count=2048 of=/dev/hda4」 で、OpenBSDのラベル情報を消してから再インストール。 再インストール時の記録を、デジカメでバシバシ撮影(苦笑)。 X動かすまでに80枚ほど撮影しまくりました。

しかし、これでは芸がないので、 なんとかscript(1)コマンドで取ったようなログを残せないかと 試行錯誤しました。

まず、OpenBSD/zaurusでstatic linkなscriptコマンドを 作って(コンパイルして)みました。 これをインストール直前に走らせれば簡単にログを残せると 思いましたが、openptyに失敗してうまくいきません。

次にtee(1)コマンドを同じくstatic linkで作って、 「sh -i 2>& | tee log」としてみると、 それなりにログを取ることができました。 ただしこれでも、disklabelはうまくログが取れませんでした。 とはいえ、大部分はテキストファイルとしてログが残りましたので、 そのうち整理することにしましょう。

コマンドをstatic linkでコンパイルするためには、 当然OpenBSD/zaurusが動く環境が必要であり、 そのためには前もってOpenBSD/zaurusをインストールしておきます。 で、その環境で作ったコマンドを使って記録を取るには、 あらためてインストール作業を行います。 …さて、今日は何回インストール作業をやったのか!?(自爆)

【2005-02-06 / ふつ〜に使う】
ふつ〜にザウルスを使うべく、 辞書データなどをCD-ROMから再インストールしてみました。 ディスクの空き容量は以下のようになりました。 hda3はもう少し多めに割り当てておいてもよかったかもしれません。
	Filesystem           1k-blocks      Used Available Use% Mounted on
	rootfs                    5120      5120         0 100% /
	/dev/root                 5120      5120         0 100% /
	/dev/mtdblock3            4096      2508      1588  61% /home
	/dev/ram1                   44        29        15  66% /dev
	none                      1024        44       980   4% /dev/shm
	/dev/hda1                99521     50360     44022  53% /hdd1
	/dev/hda2               398282     12917    364802   3% /hdd2
	/dev/hda3              1501696    772544    729152  51% /hdd3
	
【2005-02-06 / OpenBSDのfdisk】
OpenBSDでfdiskを使うときは、 コマンドラインオプション「-c 7936 -h 16 -s 63」で、 Linuxが使っているジオメトリ情報を指定したほうがよさそうです。
	zaurus# fdisk -c 7936 -h 16 -s 63 /dev/rwd0c
	Disk: /dev/rwd0c        geometry: 7936/16/63 [7999488 Sectors]
	Offset: 0       Signature: 0xAA55
	         Starting       Ending       LBA Info:
	 #: id    C   H  S -    C   H  S [       start:      size   ]
	------------------------------------------------------------------------
	 0: 83    0   1  1 -  203  15 63 [          63:      205569 ] Linux files*
	 1: 83  204   0  1 - 1019  15 63 [      205632:      822528 ] Linux files*
	 2: 0C 1020   0  1 - 3999  15 63 [     1028160:     3003840 ] Win95 FAT32L
	*3: A6 4000   0  1 - 7935  15 63 [     4032000:     3967488 ] OpenBSD     
	
ジオメトリを指定しないでOpenBSD側で書き込むと、 Linux側でfdiskを指定したときに、 LBA情報とC/H/S情報が一致しないというwarningが出ます。 そのときは、OpenBSDでジオメトリを指定した上で書込みをすれば よいみたいです。

【2005-02-07 / タッチスクリーン】
本家のソースhttp://www.openbsd.org/cgi-bin/cvsweb/src/sys/arch/zaurus/dev/zts.c") をみると、作業は着々と進んでる(…んでしょうね)

そのうち最新のスナップショットをインストールしなおして どれぐらい使えるか確認してみよっと。

【2005-02-08 / 現状に関する記載が】
本家のページ「http://www.openbsd.org/zaurus.html」が 2005/02/07 22:58:41付けで変更されてました。

「デバイスのサポートは、絶えず向上することである。 (翻訳これ一本で翻訳)」

それはさておき、 実際、デバイスのサポートは日に日によくなっているようです。
前はこんなん↓書いてましたっけ? (保存しとけばよかったか…)
Most PCMCIA/CF devices work (such as wireless/ethernet cards), as well as host USB on the C-3000, and the keyboard and touchscreen are supported by X11.
もうタッチスクリーン使えるのかな??

【2005-02-09 / 再インストール】
タッチスクリーンが使えるようになったかどうか確かめようと 再インストールしてみました。
ファイル名ファイルサイズ タイムスタンプMD5チェックサム
bsd2740995Feb 3 05:42 6215468e95dfd7f74f547444a1a34889
bsd.rd4144038Feb 3 05:42 c0600970e43ad6e7d327da29c443dc04

【2005-02-09 / dmesg】

dmesgdmesg(8)によるシステムメッセージ) は、以前より情報が増えているようです。

	zssp0 at pxaip0
	zts0 at pxaip0
	wsmouse0 at zts0 mux 0
	

【2005-02-09 / タッチスクリーン】
xinit -- -config /etc/X11/xorg.conf」 でXを上げて、画面にタッチしてそのまま動かすと…

おお、カーソル動くやん!!

タッチしたその場所にカーソルが移動するわけではありませんが (相対的に動くというか)、 それなりに動かせますね。

【2005-02-10 / 新しいスナップショット】
スナップショットが更新されていました。 ftp://ftp.jp.openbsd.org/pub/OpenBSD/snapshots/zaurus/ に置いてある x*36.tgz のタイムスタンプが2005-02-09になってますね。

Xのタッチスクリーンまわりが改良されてるんでしょうか?(ちょっと期待)

【2005-03-10 / OpenBSD/zaurus 3.7?】
OpenBSD/zaurusのページ (http://www.openbsd.org/zaurus.html) が更新され、 「$OpenBSD: zaurus.html,v 1.13 2005/03/09 15:30:05 drahn Exp $」 になっています。 また、 ftpサイトのファイルが 「base36.tgz」といった名称から 「base37.tgz」になっていました。 新バージョン登場でしょうか。 まだ「x*37.tgz」が出ていませんが、 これがftpサイトに登録されたら 再インストールしてみようかと。

【2005-03-11 / 続・OpenBSD/zaurus 3.7?】
「x*37.tgz」も公開されていました。
	base37.tgz   41747 Kb  Wed Mar  9 22:45:00 2005 
	bsd           2731 Kb  Wed Mar  9 22:45:00 2005 
	xbase37.tgz  11635 Kb  Thu Mar 10 07:31:00 2005
	

【2005-03-28 / OpenBSD/zaurus 3.7は05年5月19日ごろ】
OpenBSDのページ (http://www.openbsd.org/) が更新され、 3.7は 5月19日ごろリリースというアナウンスが流れています。 また、 OpenBSD/Zaurusについては、 「Active Porting Efforts(活発に移植が行われているもの)」から 「Supported platforms(サポートされているプラットフォーム)」に 昇格しています(http://www.openbsd.org/plat.html)。 なんか「openbsd37_arm.ipk」ちうパッケージもできてますね:-)

【2005-04-02 / OpenBSD/zaurus 3.7 (snapshot) インストール】
ftp://ftp.jp.openbsd.org/pub/OpenBSD/snapshots/zaurus/ から、 bsd.rdやbase37.tgzその他をダウンロードして インストールしました。 インストール方法は、パッケージは使わずに3.6のときとほぼ同じで。

以前は効かなかった電源ボタンが効くようになったり、 タッチスクリーンの動きも改善されててヨイ感じです。 ただ、CF-10TのMACアドレスがおかしいのは前と同じでした。

【2005-05-04 / OpenBSD/zaurus 3.7 (current) インストール】
またまた ftp://ftp.jp.openbsd.org/pub/OpenBSD/snapshots/zaurus/ から、 bsd.rdやbase37.tgzその他をダウンロードして インストールしました。

今回は無線LANを使ってみました。構成は次のとおり。

あらかじめ、「WEPなし(汗)」で無線LANを動かしておきます。 ノートパソコンはftpサーバにして、 「~/pub/OpenBSD/3.7/zaurus/」ディレクトリに 「bsd.rd」や「base37.tgz」 その他の必要なファイルを転がしておきます。

ちなみに、主なファイルのタイムスタンプとチェックサムは以下のとおり。

この構成で、C3000をふつ〜にLinuxでブートして、 SDカード(/usr/mnt.rom/card/openbsd)に

をftpサーバ(今回はノートパソコンCF-T2)からコピーします。 そして、
		# insmod -f zbsdmod.o
		# cp bsd.rd /proc/zboot
	
でインストール用カーネル(bsd.rd)でブートします。
操作例, 拡大画像

OpenBSDのブート画面は、 以前は縦長表示(ビュースタイル)でしたが、 今回は横長表示(インプットスタイル)になっています。 これでいくぶん、作業がやりやすくなったように思います。 なお、このことは、5月1日付けの http://www.openbsd.org/zaurus.html ($OpenBSD: zaurus.html,v 1.33 2005/05/01 15:51:43 deraadt Exp) にも 「LCD display panel (lcd) (* text mode turned horizontal after 3.7 release) 」 と書かれています。

なお、同ページには 「Audio is mostly working, and the machine is of course able to suspend much like a regular laptop. 」 っていう記述も(以前と比較して)追加されていますね。
ブート画面

…そのあとはほぼいつもと同じ(^^;
ネットワーク設定画面

それから、インストール終了時には、 タッチスクリーンのキャリブレーション画面がでるようになってました。
キャリブレーション画面, 拡大画像

【2005-05-20 / OpenBSD 3.7がリリースされた模様】
OpenBSDのサイトhttp://www.openbsd.org/) が更新され、 「最新版は5/19にリリースされた3.7です」 と書かれています。 OpenBSD/Zaurusのページhttp://www.openbsd.org/zaurus.html) も更新されています(2005-05-19 17:27:46)。 インストールに必要なファイルは、 国内のサイトにもそのうちミラーされると思います。
週明けぐらいからインストールしてみて、 次からはしっかり環境を整えようかと考えています。

【2006-01-04 / OpenBSD 3.8でbochs】
遅ればせながら、 11月にリリースされたOpenBSD 3.8をインストールしてみました。 インストール手順は基本的に3.7と同じでした。 若干出てくるメッセージが違ってたかもしれませんが、 きちんとメモしていません。
root以外でXが動かなくて悩んだりしましたが、 sysctl.confで「machdep.allowaperture=2」すれば、 あっさり動くようになりました。
tcsh-6.12.0やfvwm-1.24rなどを「configure; make」や 「xmkmf -a; make」でコンパイルしたら、 すんなり動いています。 x86エミュレータのbochs-2.2.5も動きました。
現状では、 「zzz」でサスペンドしてる間に時計が止まってしまうのがナゾですが、 これも何か解決方法があるのかな。

【2006-01-05 / apmdはデフォルトで動いていなかった】
apmdを動かしておくと、リジュームしたときに 時計がそれなりに合うようになりました。

【2006-01-06 / OpenBSD/zarusでのbochsは対200LX比1/4?】
どれぐらいの速さで動いているのか調べるため、 古臭いですが、dhrystoneベンチマークを拾ってきて動かしてみました。
マシンdhrystones/secVAX MIPS
Celeron 1.1GHzマシン(FreeBSD 4.11R) 約2.2M約1250
bochs on 同上約5.7k約3.2
SL-C3000 (OpenBSD 3.8) 約450k約250
bochs on 同上約250約0.14
倍速200LX約2.1k約1.2
倍速200LXの方が8倍ほど速いということは、 C3000/OpenBSDで動かしているbochsは、 標準LXの1/4ぐらいということでしょうか(苦笑)。