Hack NetFront3 on SL Zaurus

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NetFront

初版: 2003-09-12
最終更新日: 2004-03-04

SLザウルスのNetFrontをハックする

…いや、そんなたいそうな話やないですが(^^;
※SL-C760のNetFrontです。C700のはちょっと違います。

★JavaScriptが…

SLザウルスには、ウェブブラウザとしてNetFrontが搭載されており、かなり快適にネットサーフィンできます。また、このブラウザはJavaScriptにも対応しており、 JavaScriptを使ったインタラクティブな効果を使ったページも楽しむことができます。

しかし、唯一(?)不満な点は、そのようなページを見ていると、

	この○×を△◎しますか？
	□ このページ (フレーム) のJavaScript
	   を停止する

のようなダイアログボックスがいちいち表示されることです。ページでどのようなJavaScriptの使い方をしているかにもよりますが、何かクリックするごとに、このダイアログボックスが表示されて、非常にうっとおしく感じることがあります。

というわけで、このダイアログボックスをどうにか消せないか調べてみました。

ダイアログボックスの図

★NetFrontの各種設定は?

NetFrontの各種設定は、「ツール」→「ブラウザ設定」から行います。 JavaScriptの設定は「表示」タブの中に JavaScriptそのものの有効・無効を切り替えるチェックボックスがあるだけのようです。

もうちょっと細かい設定をどこかでいじれないものかと調べてみると、 …ありました!

	/home/zaurus/Applications/netfront3/prefs

このファイルにテキスト形式で設定が書かれています。

このファイルの先頭には、

	######################################################
	# NetFront v3.0 for Qtopia configuration file
	# Don't edit this file!!
	#
	# key: value
	# # is comment separator
	######################################################

とお約束（笑）の「脅し文句」がかかれていますが、ずーっとながめてみると、

	EnableJSDialog: TRUE
	EnableJSOpenDialog: 1
	EnableJSCloseDialog: TRUE
	EnableJSSetLocationDialog: TRUE

という項目があります（SL-C700のNetFrontにはありません）。この「*JS*」というのが、きっとJavaScript関連の項目でしょう。

そこで、「編集するな!!」の注意書きのことはさらっと忘れて（爆）、 viでいじってみます。

	EnableJSDialog: TRUE
	EnableJSOpenDialog: 1
	EnableJSCloseDialog: TRUE
	EnableJSSetLocationDialog: FALSE

としてみました。

★結果はいかに…

上記設定で、「このページ (フレーム) のJavaScriptを停止する」ダイアログボックスは出なくなりました。

なお、先のダイアログボックスが出る原因となっていたのは、 JavaScriptのwindow.open()メソッドでした。 JavaScriptの他のメソッドを使ったことによって出るダイアログボックスを抑制するには、別の設定をいじる必要があるのかもしれません。

★お約束

設定ファイルの先頭に「編集するな!!」と書いてあるとおり、このファイルをユーザがエディタで編集することは、お勧めできるものではありません。場合によっては、NetFrontを起動できなくなったり、 SLザウルスを工場出荷設定に戻さざるをえなくなるようなこともあり得るでしょう。あくまでも『自己責任』でお願いします。