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syslog

初版: 2003/01/10
最終更新日: 2003/01/10


syslog



★syslogでカードの状態を調べる

SLザウルスではsyslogdが動いていないので、 カード関連のイベント情報がログに記録されません。 しかし、適当に設定すると、 他のUNIX同様に各種ログを残すことができます。 PHSデータカードがどのように認識されるかを調べるために、 syslogを動かしてみました。

「ターミナル」から「ps axlw | grep syslog」のような コマンドを入れてみて、syslog関連のコマンドが動いているかを調べてみると、 デフォルトでは何も動いていないことがわかります。 しかし、「/sbin/syslogd」にはデーモンの実行ファイルが、 「/etc/syslog.conf」には設定ファイルがあります。

そこで、まず(rootになって)設定ファイルの

	#*.info;mail.none;news.none;authpriv.none;cron.none              /var/log/messages
の行の先頭の「#」を取り、 ログを「/var/log/messages」に残すようにします。 そのあと、 「cp /dev/null /var/log/messages」 として空のログファイルを用意してから、 syslogdを動かすと、
	Jan 11 00:24:27 localhost syslogd 1.4.1: restart.
が「/var/log/messages」に記録され、 ログが残るようになります。


★PHSカードを接続すると

PHSデータカードを接続すると、
	Jan 10 15:34:09 localhost cardmgr[131]: initializing socket 0
	Jan 10 15:34:09 localhost cardmgr[131]: socket 0: Serial or Modem
	Jan 10 15:34:09 localhost cardmgr[131]: executing: './serial start ttyS3'
	Jan 10 15:34:11 localhost cardmgr[131]: executing: './serial suspend ttyS3'
のようなログが記録されます。 カードが初期化・認識されたあとで休止(サスペンド)状態になることがわかります。 (プロセスのタイムゾーンが統一されていないので、時刻がズレてます)

カードを外すときには、

	Jan 10 15:36:44 localhost cardmgr[131]: executing: './serial check ttyS3'
	Jan 10 15:36:44 localhost cardmgr[131]: shutting down socket 0
のようなログが残ります。