Network Users' Group ``wheel''
/
Dai ISHIJIMA's Page
/
ソフトウェアのページ
ハードディスク消去ツール
/
シリアルコンソール
はじめに
|
用意するもの
|
参考情報
初版: 2014-05-03
最終更新日:
2014-05-11
ハードディスク消去ツール「wipe-out」
超消「わいぷたん」(ちょうけし・わいぷたん)
シリアルコンソールで動作記録と操作記録を保存
●はじめに
「ハードディスク消去ツール『wipe-out』」のOSである、
FreeBSDには、操作をキーボードとディスプレイではなく、
シリアルポートに接続したターミナルから行う
「シリアルコンソール」の機能が用意されています。
このシリアルコンソールと、ログ機能をもつ
ターミナルソフトウェア(ターミナルエミュレータ)を組み合わせると、
動作記録と操作記録を保存することが可能となります。
●用意するもの
「ハードディスク消去ツール『wipe-out』」で
シリアルコンソールを利用するには次のものが必要です。
-
シリアルインターフェイスを装備したパソコン
(wipe-outを動作させるパソコン)
シリアルインターフェイスは、
いわゆるレガシーなRS-232Cポートにしてください(「COM1:」など)。
現在のところ、USB→RS-232C変換インターフェイスで
シリアルコンソールは使えません。
-
シリアルインターフェイスを装備したパソコン
(ターミナルソフトを動作させるパソコン)
USB→RS-232C変換インターフェイスでもかまいません。
-
クロス結線のシリアルケーブル(RS-232Cクロスケーブル)
-
ターミナルソフト(TeraTermなど)
これらを用意して、
wipe-outを動かすパソコンとターミナルソフトを動かすパソコンを
クロスケーブルで接続します。
ターミナルソフトの設定は、
-
インターフェイスはケーブルを接続したCOMポート
-
通信条件は9600bps、
8ビット、
パリティなし、
1ストップビット(いわゆる「N81」)
-
文字コードは日本語EUC
としてください。
必要に応じて、ターミナルソフトのログ機能を有効にしておいてください。
●動かしてみる
ターミナルソフトとしてTeraTermを使った場合、
起動直後はこのように何も表示されず、カーソルだけが点滅しています。
次に、wipe-outをハードディスクを消したいパソコンで起動します。
ローダーメニューが出たところで「6」を押して
「6. Escape to Loader Prompt」を選びます。
ローダープロンプトの「OK」が出たら、
「set console=comconsole」と入力してエンターキーを押します。
すると制御がターミナルソフト側に切り替わります。
ターミナルソフトにローダープロンプトの「OK」が表示されます。
ここで「boot」と入力してエンターを押します。
FreeBSDの起動メッセージがターミナルソフトに表示されます。
そして「wipe-out」のメニュー画面がターミナルソフトに表示されます。
●参考情報・関連リンク