初版: 2007-08-12
最終更新日:
2007-10-28
パナソニックのレッツノート2005年夏モデル、 CF-T4(CF-T4GWKHXP)では、 FreeBSD 4.11R同様に、 FreeBSD 6.2RもCD-ROMからインストールすることが (少なくとも、わたしが行った範囲内では) できませんでした。
また、単にPXEブートを設定するだけだと、 インストーラ (sysinstall) が起動しませんでした。 どうも、DHCPで指定した「root-path」そのものを ルートファイルシステムとして起動してしまい、 loginプロンプトが表示されます。
ここで、rootでログインして、 sysinstall (/usr/sbin/sysinstall) を起動しても、 うまく動きません。
起動メニューが出た時点でloaderプロンプトを表示させ、 「boot -a」でブートデバイスを指定できるようにし、 「ufs:/dev/md0c」からブートしなければならないようです。
まず、ブート時のロゴ画面でESCキーを押しましょう。
すると、ブートデバイスの選択画面が出てきます。 ここで、Realtek Boot Agentを選択します。
PXEによるネットブートが始まります。 ここでは、DHCPサーバは192.168.1.1で、 NFSサーバは192.168.1.4で動かしています。
FreeBSD 6.2Rのブート画面がでてきます。
ここで、何もしないと、そのままFreeBSDがブートします。 正しくインストールするには、ここで作業が必要になります。 詳しくはブートデバイスを選択してブートする をどうぞ。
インストーラではなく、ログインプロンプトが出てきます。
/usr/sbin/sysinstallを動かしてみます。
インストーラは動きますが…
とりあえずそのままインストールを試みます。
読み込み専用でディレクトリを作れないというメッセージが出ます
そのまま強引に進めても当然うまくいきません。
オプション「-a」をつけてブート(ルートデバイスを後で選択)します。
ちょっと拡大してみました。 「OK」プロンプトのところで「boot -a」と入力します。
デバイスの検出が終わった段階で、 ルートデバイスをどれにするかを尋ねられます。
「ufs:/dev/md0c」と入力します。
単に「md0」とかではダメです。 「ufs:/dev/md0c」と入力します。
インストーラが起動し、国の選択画面になります。
おなじみのsysinstall画面がでてきます。
適当にパーティションを切ってインストールします。
ルートファイルシステムを指定したときは、 エラーも出ずにインストールできるようになります。
このままインストールはうまく進みます。
おめでとうございますー、の画面まで到達です。