初版: 2004-03-29
最終更新日:
2004-06-29
SL-Zaurusシリーズには、
赤外線通信機能つき電話機を使ったダイヤルアップ接続や、
SLシリーズ・MIシリーズとのPIMデータ交換用のインタフェースとして
赤外線ポートが用意されています。
ここでは、その赤外線ポートの別の応用例を紹介します。
いくつかの制限はありますが、
なお、SL-Zaurusでデータを受信すると、 「データ種別が不明」というメッセージがでることがあります。 しかし、これらのデータを Documents/applications/octet-stream/ディレクトリに保存して、 mewdecodeなどのツールでデコード (例: IrMCデータをJPEGに変換 ) すれば SL-Zaurusで利用することができるようになります。
補足: 「データ種別が不明」に分類されたファイルは、 「*.vnt」や「*.vmg」といった名前のファイルに保存されます。 これらのファイルの中身はただのテキストファイルです。 その形式は「VNOTE」や「VMSG」と呼ばれる IrMCプロトコルで使われているもので、 MIMEで使われるBASE64エンコーディングや Quoted-Printableが使われています。 また、このファイル形式はわりと単純で、 sed/awk/perlといったUNIXの伝統的なフィルタ群で扱いやすい構造です。 このため、MIMEのデコード機能を持つツールを使ったり、 Perlなどでちょっとマッサージ(笑)してやれば、 JPEG画像ファイルなどSL-Zaurusで直接扱える形式に簡単に変換できます。
2004-04-01追加情報: 参考文献[2]に記事が掲載されています。 (「赤い糸電話」って発明されて約10年なんですねぇ…。)